ITERって何?

 

ITERは新エネルギー開発の超大型国際プロジェクトです。
 「ITER」は、国際熱核融合実験炉の意で、イーターと読みます。 ITER計画は、平和目的の核融合エネルギーが科学技術的に成立することを実証する為に、人類初の核融合実験炉を実現しようとする超大型国際プロジェクトです、ラテン語の道や旅という意味も兼ねる「ITER」には、核融合実用化への道・地球のための国際協力への道という願いが込められています。
 ITER計画は、2019年の運転開始を目指し、日本・欧州連合(EU)・ロシア・米国・韓国・中国・インドの七極により進められています。

 
 

 ITER計画は、国際協力における前例のない挑戦です。そこには、世界最先端の研究計画のために英知が結集されています。この国際協力は1985年ジュネーブでの米ソ首脳会談をきかっけとして開始されました。
 ITER工学設計活動(EDA、1992-2001年)では設計に基づく技術開発は日本・EU・ロシア・米国が分担して行い、設計は国際チームが中心になって行いました。2001年7月、建設に必要な技術的準備は完了しました。
 EDAの後、建設が開始するまでの間、EDAで得られた成果を維持するとともに、設計を深めるために、ITER移行措置(ITA)の活動として、国際チームの作業サイトが、茨城県那珂市にある日本原子力研究開発機構・那珂核融合研究所と、ドイツのミュンヘン郊外ガルヒンクにあるマックスブランク・プラズマ物理研究所におかれて、作業を進めました。
 ITAでは、2005年に、カダラッシュ(仏)にITERの建設サイトが決定したのを受けて、那珂とガルヒンクにある作業サイトは2006年末に閉鎖され、2005年末に開設されたカダラッシュの作業サイトに一本化されました。その後2007年10月にITER協定が発効したのを受けてITAは終了し、ITER計画の建設期が開始しました。